斉藤慎二による、ロケバスで性加害にあったタレントさんに対し、斎藤の妻がインスタで、相手女性からの行為も有り同意だったという認識を発表しました。
それに対し、被害女性はすぐに弁護士を通し、裏付けも証拠もないただ家族を守りたいだけの被害者への抗議とも取れる発信に対し、辛い胸の内を明かしました。
今年の7月に斉藤氏から性被害に遭いました。そのことで心身ともに深く傷つきました。その傷は今も癒えていません。 今回の事件報道をきっかけに、インターネット上で、いわれのない非難や、被害者を特定しようとするコメントが多くみられます。さらに、初対面で、早朝のロケバス内での出来事にもかかわらず、斉藤氏の家族から私に『行為があった』と、まるで私に非があるかのような事実と異なるコメントが出されたことが、それに拍車をかけています。警察は十分な捜査を遂げた上で書類送検しました。 事件だけでなくその後の状況に、恐怖を感じ、眠れない日が続いています。私だけでなく家族も精神的負担を感じています。どうか、そっとしておいていただきたくお願いします。
過去に、男性側から性被害に会いながら、同じように同意の上だとか、行為のあとにお礼メールを出していたことも大きく同意と撮られて、女性側に不利な状況が続き、4年もかかって、最終的に女性の被害が認められたケースが有りました。
このケースを思い出す、妻の発言でした。
同じ女性の立場に有りながら、起きたことのショックを理解できなかったことは残念に思います。
西脇亨輔弁護士が妻のインスタの悪影響を指摘
妻は証拠もなく、相手の非を訴え、自分たちが被害者のような発信をした
まず斉藤氏自身は行為について最初の段階で認め、謝罪もしています。
「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」と述べました。
被害女性からの聞き取りは一切なく、夫の勝手な言い分だけを聞いて、「一方的な行為ではなかく、被害女性に同意があった」と一方的に決めつけて女性の責任を問うような発言をしたのだ。
「SNSをフォローしたり、連絡先を交換していた」、「こちらとしましてはロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を警察の方に求めていました。一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした」と発信したのだ。
斎藤が一旦謝罪しているのに、妻が完全に被害者たたきとも取れる発言をし、こちらに非がないというような発言をされ、一時的でも、聞いた人たちは、「そうなのか、ではハニートラップか」と、ハニトラ疑惑まで出た始末である。
これに対して被害女性は9日、弁護士を通じて「まるで私に非があるかのような事実と異なるコメントが出されました」と猛反発。
当たり前の憤りの感情だと思う。被害者への申し訳ない気持ちがないどころか、自分たちが被害者だと言わんばかりに聞こえた。
斎藤の妻の言い分は理由が成り立たないものばかりだった
西脇氏によると、刑事事件の弁護方法は大きく分けると2つ。
「容疑を否認して、無罪を主張する」
「容疑は認め、示談などで起訴や重い刑を避ける」
こういう裁判は、まずは相手を思いやりながら話し合わないと、おきた事実は変えられないので、言い訳や攻撃的発言は自分の首を絞めるので、余計なことを言うのはマイナスにしかならない。
瀬戸氏のいう「斉藤氏と女性は連絡先交換などをした」だから性的行為に『同意』があったということには、到底ならない。
性的行為の「後」に連絡していたとしても、2人の力関係によっては「女性がそうせざるを得なかっただけ」という可能性もある。
また、斎藤が同意があったと思った理由に、相手から「またよろしくお願いします」のような声掛けが仕事中にあったから同意だと認識していたという。
伊藤詩織の性被害裁判と同じケースの被害後のお礼メール
これが、過去に有名になった性加害裁判伊藤詩織さんのケースそのものである。
伊藤さんは、たまたま知り合ったTBS支局長に就活でインターンとしてTBSで働きたいとお願いし、一緒に夕食を食べたが、伊藤さんがお酒で具合が悪くなってトイレで意識失ったあとにレイプされたというものでした。
相手男性から仕事を貰う立場だったため、性加害にあったあとに、一応お礼のメールをしていたことで、同意があったと言われ、逆に仕事もらうための枕営業だとまで言われた。
そのメールなどもあって、勝訴まで4年の月日が必要だった。
大きいショックのあとに、自分でもどうしたらよいか判断がつかず、とりあえず、相手が上の立場だと御礼のメールをするような心理状態があるということが、この裁判で証明された。
またレイプされて伊藤さんも、警察に行くまで4日かかったという。さらにレイプされて警察に行くのはたった4%と言われていて、大抵は泣き寝入りするものらしい。
実際訴えてから、男社会の警察では、伊藤さんが仕事もらうために誘ったのではないかという状況で聞いてもらえず、裁判が進むと、菅総理の知り合いという偉い人がでてきて、TBS局長をかばうよう裁判をまた伊藤さんに不利に進めたという。
総理大臣まで務めた人が、TBS局長ともなれば、つながりがって、かばう方向で動いたという。
日本は男性社会だと思わされる出来事だった。
伊藤詩織のレイプ裁判記事
松本人志も相手女性がその後メールで挨拶したから同意だと主張
松本人志のケースもこれに似ていて、被害女性があとから楽しかったとメールをしてきたから同意があったと松本側が最初に証言してきたことを思い出す。
このときも、ショック状態で、とりあえずはお礼メールをしてしまったらしい。
こういう状況下で、思いと逆の行動をとることは心理学的にあると言われている。
こうしてみると性加害にあった女性は、相手のほうが自分より上だと思い、一旦仕事中だし、お礼を言うしかなかった可能性もある。
その後冷静になってから、傷ついたりショックが大きくなって、相手に訴えを起こすというよくある流れなのかもしれない。
今回も、仕事の後にも途中にも挨拶があったから同意だという斉藤慎二の認識は、そういうわけで、間違った認識だった可能性が高い。
斉藤慎二の妻の言い分は証拠も結論もない感情だけの言い分
また瀬戸氏のコメントにある2人は連絡先交換もしている仲だというが、連絡交換が行為の「前」か「後」かさえ書かれていない。
また連絡先交換して入るから同意とは到底言えない。
「ロケバスのドライブレコーダーなどの解析を警察に求めた」というがその結果、二人は同意のもとだと認められたのだろうか。そこも書いていない。
すべての言い分が同意のもとだったと言える証拠になっていない。
妻の瀬戸氏のコメントには「性的行為に一定の同意があったはず」という一方的な想像で、一つも証拠がない。
斉藤慎二の妻のコメントは致命傷になる可能性
西脇弁護士の考えだと、斉藤氏が容疑を認める方針だったとしたら、(一旦お詫びを述べている)瀬戸氏のコメントの影響は場合によっては致命傷になりかねないそうだ。
性犯罪の事件で、罪を認めた上で起訴を回避したり、刑を軽くしようとする場合は
被害者に誠意をもって謝罪し、示談して許してもらうこと
を一番にしなければいけない。
誠意を見せ、反省を理解してもらえるところまでいけたら、もしかしたら示談という今回唯一実刑を逃れるチャンスがあった。
ただ、これで被害者女性は、大きく傷ついたし、被害者以外の警察などに対しても、「反省の色が相手にはない」という印象付けをしてしまった。
当然、被害者は、示談で許せる気持ちではなくなっただろうし、警察などから見ても、反省がないから、やはり厳重な処分が必要だという理解になっていくだろう。
そのため、妻のインスタ投稿が、実刑により近づける結果になった可能性がある。
今回ついた罪名は、不同意わいせつ罪と、不同意性交等の2つと言われ、後者の罪は重く、執行猶予がないため、一気に5年以上の実刑で刑務所に行くことになる。
誰もが簡単に世の中に意見を発信できる現代の危険
今はSNSで家庭の主婦でも、日本中、世界中に何かを発信することができる。
簡単にできるために、あまり考えずに簡単に発信するくせもついている。
そういう時代だから、夫が同意だったといえば、世の中に誤解されていたら困ると思うのも家族として理解できる感情でした。
そしてそれを、よく調べず一方的な話だけを発信してしまいました。
結果、被害女性を責める形にさえなり、被害だけでも苦しいところに、世間からハニトラ扱いまでされて、相当辛かったと思います。
斎藤家には子供も入る立場だから、言うべきことは発言したとインスタに投稿しましたが、被害者にも親も家族もいます。
おとなになっても親は自分の子はいつまでも可愛い子供なので、その娘にあった悲劇にご両親も心を痛めたはずです。
SNSが身近な今だから、こういうデリケートな問題に、あえて家族は無言を貫くのが正しい時代なのかもしれません。
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