松本人志の性加害裁判は11月に松本側からの、訴え取り消しで終結をしました。
以下の記事は、松本側が、何もなかったことにリセットするしか最終的に選択肢がなくなるまでの過程として起きたことです。
松本人志と性加害を訴えるa子さんとの裁判は、松本人志の代理人の田代弁護士の行いにより、状況は一気に急展開をし、不利な方向に進んできていると複数弁護士が説明している。
複数弁護士が指摘したのは「怒らせてはいけない人を怒らせてしまった」ことである。
怒らせてはいけない人とは、今回田代政弘弁護士が、脅迫とも言える行動をとった先輩弁護士でもあり、超大物弁護士である中村信雄弁護士のことである。
これにより今後の展開について、二人の弁護士の方の意見をまとめます。
西脇亨輔弁護士がみる松本人志が圧倒的に不利になった状況
田代政弘弁護士が脅す態度を取った中村弁護士とその事務所ははどれぐらい力があるか
サン綜合法律事務所のパートナー弁護士、つまり、法律事務所の創業者の一人である。
同事務所の弁護士の中に、中村弁護士以外に大鶴弁護士も同様に東京地検特捜部出身である。
中村弁護士は特捜部検事、大鶴弁護士は特捜部部長つまり特捜部のトップを勤めた経験がある。
大鶴弁護士が特捜部にいた時扱った大きい事件に「ライブドア」事件がある。
ホリエモンが収監されることになったあの事件だ。
この事務所の力の強さや持つ人脈は疑う余地もない。

大鶴弁護士は、過去に田代弁護士の上司でもあり、中村弁護士も田代弁護士の先輩に当たる。
松本人志代理人の田代弁護士は中村弁護士を怒らせてしまった
松本側の田代弁護士は、2月に中村信雄弁護士の所に、a子さんを裁判の証言台に出さないように相談に行きました。
それを受け入れないと、脅迫のように、a子との不倫を雑誌社が嗅ぎつけているが、自分なら外に出さないで止める事ができると脅しのような話をした。
そのため、中村弁護士を明らかに怒らせてしまったと西脇弁護士、若狭弁護士は言う。
田代政弘弁護士の嘘

1つ目の嘘
最近まで訴えてきたa子さんの正体がわからないから裁判が始められないので個人情報をすべて開示することを要求していました。
これは個人情報が世にさらされることでa子さんが裁判を諦めることを狙ったのか、実際は2月にa子さんを特定して出廷させないよう根回しをしていた。
2つ目の嘘
タレコミがあったのでa子さんに探偵をつけたというが、a子さん以外の人にも探偵をつけたことを話していて、a子さんについてタレコミがあったという話に矛盾がある。
3つ目の嘘
不倫疑惑の件で、中村弁護士のゆすりととられるような発言をしていないと言うが、中村弁護士はそう取れる内容だったと証言
中村信雄弁護士が重要参考人として出廷したら、松本側はかなり厳しい
今回、若狭弁護士、西脇弁護士から、中村弁護士は重要参考人として出廷する可能性があるのではと言われている。

今回のように録音や写真のような客観的物的証拠がない場合の裁判は、どちらの証言に信憑性があるかで勝負が決まる。
信憑性を証明する一番の鍵は、いかに証言が一貫性を持ちブレることがなかったかである。
中村弁護士は3年前からa子さんから相談を受けており以下のように話す。
現在に至るまで、何度も話を聞きましたが、彼女の記憶は鮮明です。
内容は一切ブレることなく細部に至るまで明瞭です。
松本氏とのショートメッセージのやり取りや、飲み会に誘った「スピードワゴン」の小沢一敬とのLINEの記録などの証拠もあった。
わたしは今でもa子さんの語った話は真実だと確信しています。
週刊文春電子版
この証言は、誰かの代理人というより自らの言葉として中村弁護士は自分の気持ちを述べたものだと考えられるため、重要参考人として出廷するのではと考えられている。
西脇亨輔弁護士によると

証言がブレずに一貫性がある証言が信憑性が上がる⇒a子の話の信憑性が上がる
当然、中村弁護士がa子さん側の重要参考人として出廷した場合、うまく解りやすくこの件を説明することで裁判官も状況を理解し易い。
またa子さんを出廷しないように言われたことも証言すると、裁判官の松本側への心象が悪くなる。
若狭勝弁護士も中村弁護士が陳述書を出したり、証人として出たらa子さん側の主張が信憑性が高いと認められる可能性が高いと言う。

松本人志が訴えられ被告になる可能性

裁判のために探偵をつけることは違法ではないが、必要のある場合に限る。
例えば浮気調査を証言するためなどは良い。
筋として通らない場合はプライバシーの侵害とみなされる。
今回は争ってる内容と全く関係ない理由で調査をつけているため、プライバシーの侵害とみなされるだろうということだ。
尾行について松本に相談をしていて、松本がそれをお願いしているため、依頼した松本も責任問われる。
今回、大手事務所をバックに持つ大物弁護士を怒らせてしまった後輩の田代弁護士は松本人志の立場をかなり不利に導いてしまった可能性が高い。
まだ明かされないa子さん側の証拠を中村弁護士は持っている可能性もあるかもしれない。
裁判の行く末が急展開を見せ始めたことは言うまでもないだろう。
松本人志裁判関連記事