2024年の年始のころ、ロッテの佐々木朗希投手が、メジャーリーグに参戦することがほぼ決定していることを、USA Todayの記者が伝えました!
ただ、ロッテ側はなかなか首を縦に振らずに佐々木との交渉は進まずにいました。
そしてついに、ロッテが11月9日、かねてメジャーへの思いを口にしていた佐々木朗希投手(23)のポスティングシステムを行使してのメジャー挑戦を容認することを発表した。
とにかく早く行って勝負したい、若い年齢で勝負したいとはずっと入団当初から言っていました。
そういう話をずっとしてきた。
最終的には総合的にこちらも判断して今年容認しました。
ついに佐々木が望む、大谷と同じ、25歳に満たずにマイナー契約しかできないこの時期の、メジャーリーグへの挑戦が具体的になりました。
一度しかない野球人生で後悔のないように、そして今回背中を押していただいた皆様の期待に応えられるように、マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張ります。
佐々木の両親はとても仲の良い夫婦だったという。
東日本大震災で佐々木の住んでいた陸前高田も大きな被害を受け、父・功太さん(当時37歳)は他界しました。
母の陽子さんは、佐々木が小学校3年生のときからシングルマザーで、周囲のサポートを受けながら3人の子を育てたという。
大きい息子が3人いるから、仮設住宅だと狭くて、寝るときも大変だったようです。
仮設に入居した当時、お父さんを亡くしたお母さんは毎日、泣いていたそうです。
そんななか、お母さんは一生懸命、朗希たちを育てたわけです。
“寝る子は育つ”で、大きく育てたいと、お母さんは早寝をさせていたそうです。
小学生のころは20時に就寝。
そのため、佐々木選手はプロになってからもその教えを大切にしていて、いまも早寝を心がけているそうです。
陽子さんは高校時代の佐々木には、体を大きくさせるため、毎日弁当を3つ持たせていた。
長男と三男も野球をやっていたため、一家で1週間でお米10キロを消費したという。
メジャーに行っても他の選手に引けを取らない大谷は、日本人離れした身長にもあると思いますが、佐々木も192センチとかなりの長身です。
160センチあるお母様よりかなり高く見えます。
メジャーに行っても引けを取らない体格を作る努力をしたお母さんのおかげで、佐々木も渡米してもほかの選手に引けをとらずに活躍しそうです。
大谷、山本とドジャース移籍が続く中、佐々木朗希も実は高校時代からドジャースが注目して彼を追い続けている。
そんな中、2023年末、契約更改で現状維持のまま、5000万円増の年俸8000万円(金額は推定)でサインしていた。
そうなるとロッテ側にも美味しさがないので、今手放すのは時期ではないということだ。
25歳未満でのメジャー挑戦。
現行制度では、移籍してメジャーの試合に出場することはできるが、マイナー契約しか結ぶことはできない。
契約金も各球団で異なる「国際ボーナスプール」が定められており、制限されている。
来年1月15日以降に契約した場合には、米スポーツ専門局「ESPN」によると、契約金は最大でも750万ドル(約11億4000万円)。マイナー契約の場合、ロッテに支払われる譲渡金は契約金の25%と定められており、187万5000ドル(約2億9000万円)となる。
「25歳ルール」まで朗希はあと2年。
山本由伸が25歳となってドジャースと結んだ契約は12年総額3億2500万ドル(約465億円=契約当時のレート)だった。
12年間プレーした場合、オリックスに支払われるのは約72億円。
朗希はあと2年待てば青天井の契約を結び、ロッテにも還元できた。
今回ロッテが23歳の時点で佐々木を手放すことで、ロッテが得られる契約料は、山本由伸を参考にすれば465億円ももらえるところを2億ちょっとしかもらえないので、球団としては手放したくなかった理由は理解できる。
大谷翔平もマイナー契約で入団した当時は年俸が毎年1億円に満たなかったという。
実は、去年ロッテとの契約更新時に、佐々木の間に「密約」を交わしてるとリークがあった。
その人から直接、その内容を聞いた前出の球界関係者の話によると
昨年のドラフト会議は10月17日に行われたが、佐々木のロッテ入りが決まったのは11月30日。
1位指名された12選手の中で最も遅い入団合意だった。
山本をメジャーに送り出したA氏は「この密約があるので、いつでもメジャー移籍ができる」と漏らしているようだ。
後述するが、佐々木を高校時代から目をつけて昨年も佐々木に対する高評価を発表していたのはドジャーズだ。
ドジャースに日本のエースが3人も・・となる日が来たら、楽しみですね。
まさか、まさか・・
では、佐々木のメジャーからの評価は一体どうでしょうか。
ロッテの佐々木朗希は、2023年3月に行われたWBCで日本を世界一に導いた立役者としても、その実力を世界に証明する事となりました。
シーズンオフの現在も米球界の関係者が視察に訪れるなど米国内メディアではその名前が注目されています。
ポスティング利用が発表されたとたん、ドジャース専門サイトの『Dodgers Nation』でも「この男をLAに連れてこい!!!!」と直接的な表現で"勧誘"。
今季はWS制覇に至ったものの特に投手陣の整備が課題とされる中で、165キロ右腕加入への期待感が高まっている。
その中では、佐々木も日本球界の「目玉」であると報じられ、
「ドジャースは今年、ロウキ・ササキのスカウティングにかなりの時間を割いた」と言及。
何しろドジャースは佐々木朗がプロ入りする以前から注目しており大船渡高3年の春先にはゲレン・カー編成部長とジョン・ディーブル環太平洋スカウト部長が、わざわざ栃木に足を運んで練習試合を視察したほどだと言われます。
また、「ドジャースだけでなく、パドレスとジャイアンツも佐々木を熱心にスカウティングしていたといわれ、佐々木朗希のマイナー契約という超目玉で契約できる状況に、アメリカ中の球団が獲得合戦になるだろう。
ポスティングシステムとは、海外FA権を持たない選手がメジャーリーグに移籍する方法です。
いち早くメジャーで活躍したいという選手が使うことがほとんどです。
ただしポスティングシステムで移籍するには条件があります。
それは、所属している日本の球団からの許可が必要であるということです。所属球団が断れば移籍はできません。
2023年はドジャースが大谷と、山本という二人の侍を獲得しました。
佐々木に対するドジャースの期待はおそらく冷めたわけではなく、23歳という年齢もあるので十分これからまた声がかかる可能性は十分にあると思われます。
ドジャースに侍が3人になる日が来るか・・
楽しみに待ちたいと思います。