速報 紀州のドンファン元妻無罪主張
今日行われた須藤早貴の初公判で
「私は社長を殺していませんし、覚醒剤を摂取させたこともありません」
と語り、無罪を主張しました。
紀州のドンファン事野崎幸助氏の不審死(2018年)から、ずいぶんたった現在、やっと容疑者である元妻の殺人容疑で初公判が開かれる。
野崎氏は麻薬とは無縁だったが、死因が麻薬による中毒死だった。
警察は普通、別件逮捕から徐々に攻めていくことが多いが、今回は殺人容疑に多くの証拠が集まっているために、殺人容疑で初公判となり、警察に自信がうかがえる。
証拠は集まったもの、須藤には逃げ道も多いため、難しい裁判となりそうだが、亀井弁護士によれば、立証は可能だという。
また須藤早貴が別件でもキャバクラで出会った男性に対する詐欺で懲役中だが、そのお金の使い道はホストやジャニーズタレント推し活にお金を使っていた。
まず事件についてや、推し活、離婚原因にもなったAV出演の作品などについてまとめます。
また別件の詐欺による懲役中の記事は、下に紹介しているので興味があれば見てください。
紀州のドンファン殺人容疑がかかった理由
資産家・野崎幸助氏が自宅で死亡したは2018年。
夫殺害の罪に問われている「55歳年下」の元妻・須藤早貴被告の初公判が9月12日から和歌山地裁で開かれる。
須藤早貴被告は野崎氏に多量の覚醒剤を摂取させて殺害したとされ、2021年に逮捕・起訴に至りました。
野崎氏は亡くなった日、午後10時過ぎ、寝室に上がった早貴が、ソファで全裸のまま息絶えた野崎氏を見つけ、自ら119番通報した。
家には、東京から月に10日ほど通っている家政婦の女性も寝泊まりしていたが、夫婦水入らずの時間帯を作るために、必ず夕方に自宅を離れていた。
その日も午後4時頃から7時半頃まで外出。
つまり、元妻が野崎氏に覚醒剤を盛るには十分な、約3時間があった。
野崎氏に覚醒剤使用歴や自殺の可能性も認められない一方、押収した早貴のスマホから覚醒剤について調べた形跡も確認できた。
覚醒剤の入手経路についても、すでに早貴と関わった密売人を聴取済。
あとはいつ逮捕するかだけだったのだが、亡くなってからここまで時間がかかったのには、立証の難しさだった。
須藤早貴被告は殺人関連の検索を複数したり覚醒剤を購入していた
須藤被告が『老人完全犯罪』『覚醒剤過剰摂取死亡』などと複数回検索していたことや、覚醒剤を密売サイトから3g以上、致死量の3倍以上を注文していました。
また犯行時間に自宅にいたのは、野崎さんと須藤被告の2人きりだったことなどを指摘。
「資産家である野崎さんと財産目当てで被告は結婚し、完全犯罪により莫大な資産を得るため、致死量の覚醒剤を摂取させて殺害した」と主張しました。
紀州のドンファン殺害容疑の須藤早貴の不審な検索履歴
結婚の前月に、「遺産目当てと言われた女たち5選」なるYouTube動画を閲覧していた。
翌3月に野崎さんは被告が東京に住んでほとんど和歌山には来ないので「離婚届」を作成した。
この頃、須藤被告は「薬物」「老人 死亡」「老人 完全犯罪」などと検索している。
4月にはなると、「覚醒剤 過剰摂取」「覚醒剤 死亡」と検索。
ついに『覚醒剤密売サイト』を通じて、少なくとも3グラム以上=致死量の3倍以上の覚醒剤を入手したというのだ。
更にその後は「妻に全財産を残したい場合の遺言書の文例」というサイトを閲覧していた。
「遺産相続専門家」「相続税 海外口座」などといったワードも検索していた。
5月24日、野崎さんは自宅で死不審死をとげた。
野崎さんが亡くなった後には「ばれずに殺せば正義」「東京都内の億超えマンション」「殺人罪時効」などと検索していたということです。
また友人らに「財産をくれるから結婚した」とも話しており、なにか聞かれても話さないよう口止めもされていたようだ。
紀州のドンファン初公判まで時間がかかった立証の難しさ
どうやって飲ませたかの方法が見つからない
覚醒剤を須藤容疑者が入手したことが分かっても、殺意を持って野崎氏に覚醒剤を摂取させたことをどう立証するのかという公判の難しさも想定できた。
一方、時間がかかると須藤容疑者が海外逃亡する可能性も出てきた。
状況証拠の積み重ねによる消去法だった。
当日に他の人の出入りがなかったことも調べでわかっているため、犯行が可能だったのは元妻しかいない。そこで、やっと今回の逮捕に至ったのです。
もう一つ課題はどうやって飲ませたかです。
摂取方法も口からということがわかっています。
麻薬は苦いので、飲食に混ぜても気づかれてしまうため、騙して接種させることはかなり難しい。
カプセルに致死量いれるとなると飲み込めないほど大きいカプセルが必要になり、小さいカプセルならかなりの数必要で、だまして飲ませられる量ではなかった。
摂取の方法が未だにわからないため、須藤早貴が無罪を主張してきたときに、逃げ道となる。
殺害の理由は?
結婚時の条件は毎月お小遣い100万円もらえるということだったが、結婚後、須藤は東京に住んでほとんど和歌山の野崎の家に来なかった。
たまに来てもスマホをいじっていてほか何もしないのを見て野崎は離婚だと言い始めた。
野崎は離婚を突きつけていたが、それなら慰謝料をよこせと要求していた。
同時に野崎には新しい恋人ができたことや、野崎の会社の社員に須藤容疑者がAVに出演していたことがバレて話題になり、須藤容疑者には離婚というまずい事態が迫っていた。
このままだと慰謝料も取れなくなるという焦りが殺害理由ではないかと思われている。
判決日と今後の審議の進め方は?
審理は25回行われる。
判決は12月12日に言い渡される。
その間、証人は28人が出廷する予定だが、一般的な証人の数に比べかなり多い。
検察側が多くの証拠を握っていて有利に判決が下る可能性が見える。
弁護士たちの考察は意見が分かれた
元大阪地検の亀井正貴弁護士によりますと、「犯罪を立証するためのピースはそろっている」そうだ。
覚醒剤の摂取時刻に野崎さんと2人きりでいたことは「密室性」にあたります。 密売人から覚醒剤の入手を試みことは「凶器の入手」にあたります。 「自然死で遺産を得る」と話していた状況の中で、離婚されうる状況になった。そして「老人 完全犯罪」などと検索していたことは、「動機、計画性」にあたるということです。 さらに、野崎さんが亡くなる直前まで将来の予定について周囲に話してることや、事件前に覚醒剤の使用歴がなかったことも、自殺や事故の否定になるといいます。 ですので、これらがそろっていれば、「どう飲ませたのか?」の直接的な証拠がなくても有罪に問えるということです。
また、立証は難しいという意見も
弁護士法人ユア・アース正木絢生代表弁護士: 刑事裁判では、合理的な疑いを超える程度に犯罪等の立証が必要で、たとえば被害者が自ら覚せい剤を摂取した可能性が十分に残ると、有罪とはならない。 立証が不十分とみなされる可能性もあると指摘する
判決は2024年12月に言い渡される。
須藤早貴出演のAVビデオとは?
殺害される直前に会社の社員に須藤容疑者がAVに出ていることがバレて野崎氏の耳に入ったので、須藤は離婚されそうになっていたという。
ファッションモデルと話していたため、野崎氏は騙されたと思ったようです。
「朝までハシゴ酒03in恵比寿駅周辺」というのが有名な出演作品のようです。
AV売上でもトップを取った履歴も有るような人気作品だったようです。
4本のビデオに出演してもらったのはトータル30万円強だったという。
またAV会社の紹介で、デリヘルも行っていたそうだ。
須藤早貴は何にお金を使っていたのか
須藤は北海道出身で家庭は医者で、裕福な家に育った。
しかし働ことが嫌いで、美容師の免許を取ったもの、仕事が大変なのに稼ぎが少ないと言うので働きたくない、プー状態でいたいと友人に話していた。
美容師学校卒業して、その頃バイトでキャバクラに努めていたときに今回既に懲役となった詐欺で男性からお金を撮っていた。
割のいい仕事しかしたくないと夜の仕事をしており、その後東京に出てきてからも夜の仕事をして効率よく稼ぐことを考えていた。
大金を稼いでホスト通いや、ジャニーズ推し活などをしていたところからも年配の野崎氏が好みであったとは思えない。
結局、懲役中の詐欺事件同様、おじさんを騙してお金を稼いで好きなことをしたかっただけだろうと思われた。
推しのジャニーズの住まいを調べ住んでいた同じマンションはどこか?
逮捕時、大崎の高層マンションに住んでいた須藤容疑者。
分譲の高級マンションで、買ったら億を超える物件だった。
そこに引っ越したのは推しのジャニーズ神宮寺勇太さんが住んでいるのを探偵に調べさせたからだという。
なんと自転車置き場は神宮寺勇太さんの隣を確保するほどストーカーのように調べ尽くしての入居だった。
こんな高級マンションに住むには、野崎氏の援助が必要だったのだろう。
ちなみに神宮寺勇太さんは、現在は引っ越したようだが、ジャニタレの中で、ここに住むと売れるという開運物件と言われていたマンションだったようで後輩が今も住んでいるようだ。
パークシティ大崎ザタワー 大崎と品川の間にある高級物件だ。
高級物件に住み続けている資金は?
現在もここに住んでおり、このマンションから和歌山の裁判所に移送された。
野崎さんの死亡後は、家族や友人に、捜査に協力しないよう依頼していました。
野崎さん個人と経営会社の財産を自身の口座に計約6800万円送金していた
この高級物件に住み続けるだけのお金は、野崎氏のお金を自分の口座に移動していたため可能になっていたようだ。
紀州のドンファンの遺産の遺言書は市に寄付
亡くなった後に問題がおきた。
遺産15億に対する遺言書が出てきており、田辺市に寄付するというものだった。
紀州ドン・ファン「遺言書」の行方を弁護士の先生が考察した話がある。
仮に「遺言書」が本物なら全財産が田辺市へと寄付されます。
しかし遺留分権利者である配偶者が法定相続人として認められた場合には、全財産の半分(50%)を田辺市から取り戻せるのです。
つまり遺産の取り分は田辺市が50%、配偶者である妻が50%となります。
ちなみに兄弟姉妹には遺留分はありませんので、財産を相続することはできません。
須藤早貴が野崎氏の遺産を相続していないと高級マンションに今まですみ続けることは不可能だろう。
これから後半が始まるが、証拠はあるのに、証明する方法が不足して実証ができない難しい裁判となりそうだ。
今後を見守っていきたい。