パリ五輪、バレーボールは男女とも、日本人に感動を与えてくれました。
特に女子キャプテンの古賀紗理那が最後の選手としてのゲーム後に泣きく連れた姿に、多くの人がもらい泣きをしました。
夫婦の夢は、夫の日本男子バレーに託された!
バレーボール男子準々決勝 日本2-3イタリア(5日、パリ南アリーナ)
本当にバレー男子も女子も、最後まで感動をありがとうとしか言いようがない試合でしたね!
バレー日本男子の好戦、監督の引退胴上げ、藤井直伸さんの写真に涙
2021年の東京五輪に出場し、昨年3月に胃がんのため、31歳の若さで亡くなった藤井直伸(ふじい・なおのぶ)さんの写真をベンチに飾り、共に戦った日本代表でした。
日本は決勝トーナメント初戦となる準々決勝で強豪イタリアと対戦。
先に2セットを奪ったにも関わらず、第3セットをとられ、フルセットに持ち込まれ、大逆転で敗れた。
あと一点が取れなかった悔しい涙が漏れる試合となった。
今回で最後となるブラン監督を試合後に胴上げをしたのも、感動的だった。
果たせなかった妻の夢を夫の男子バレーに託した古賀紗理那
観客席では、女子日本代表主将の古賀紗理那らが応援しました。
古賀は夫・西田有志と結婚後、拠点が違うために別居してまで、夫婦でパリ五輪出場を目指しました。
そして二人で出場を決め、二人で五輪でメダルを目指して挑んだパリ。
これで現役を退くと決めた最後の舞台に、思い届かず、泣き崩れたキャプテン古賀の背中は記憶に新しいです。
夫婦でここまで来た。
思いを夫の試合に託して、この日も応援に来ていた。
日本代表の激闘に声援を送り、最終セットでは祈るように手を合わせながら試合を見守る姿が、印象的だった。
日本が惜敗すると、肩を落としました。
古賀紗理那さんは、バレー界で初めて『夫婦同時出場』を果たしました。
パリ五輪の開幕前に「パリオリンピック2024をもちまして、現役を引退することにしました。」と今回が最後となることを発表していました。
志半ばにして古賀紗理那が引退するわけ
パリ五輪を夫婦で目指し、活動拠点が関東と関西と遠かった二人は、新婚にも関わらず別居をすることで、五輪に全力で備えた。
別居をしていた為、不仲説も流れたが、実際はどの夫婦よりも仲の良い夫婦だからこそ、今回引退を決意したのだろうと思う。
西田は子供がほしいと漏らしていたこともあり、古賀も今28才。
また二人の間ではすでに、家族として過ごしたいという気持ちが大きくなっており、古賀も、次のオリンピックを目指す夫を支えるため、食事の管理なども勉強していきたいと、これからは家族として西田をサポートしていく妻になる決意が固まっているから、惜しまれつつも引退となった。
古賀紗理那が引退を決めた理由はこれ
オリンピック後について二人が考えていたことをここで話していますが、夫婦で五輪でメダルを取るために、家族らしく過ごす事を犠牲に新婚時代を過ごしてきた二人。
「家族であることを楽しみながらゆっくり人生を歩んでいきます」
これが今、一番叶えたい夢であり、引退の理由ということでしょう。
試合後の西田は
「少しだけバレーボールから距離を置けたらおいて、夫婦時間も過ごしていきたいと思います笑」
と、しばらく休養し、また次の五輪を目指すと今後の予定を話しました。
妻が引退した後、やっと新婚生活を二人で取り戻すのでしょう。
きっとこの充電期間のおかげで、西田選手は次のオリンピックで爆発してくれるの違いない。
パリ五輪前の古賀と西田は夫婦支え合ってメダルを目指していた
お互い支え合いながら、メダルへと誓い合って、新婚らしい生活を犠牲にそれぞれが努力していたことがわかります。
古賀紗理那、西田有志はどんな夫婦?
西田さんに、奥様に不満はありますか?と聞くと、「不満なんかあるはずがない」、インタビュアーに、逆に「奥さん荷不満あるんですか」と聞き返していました。
二人は家でどんなふうに過ごしているか聞くと、とにかくよく話をしてる。
バレーのこともだし、思っていることや伝えたいことは何でも話す夫婦だとか。
きっとこれからもずっと、こんな感じだと行っていました。
本当に仲の良さがにじみ出ています。
五輪目指す間は別居でなかなか一緒に遊びに行くこともできず、初めてディズニーシーに行ったときの話を目を輝かせてしていました。
絶叫系アトラクションが苦手な古賀さんは、すごい握力で西田さんの手をん握りしめていたというエピソードが、アスリートらしく、すごい握力というのが微笑ましく感じますね。
奥さんの好きなところは?と聞くと「顔」と・・
「一目惚れだったし、片思い中はまず好きになるのは顔じゃないですか?」
と、言ってましたが、実は古賀紗理那さん、歯の矯正をして、急にあかぬけたと評判だった時期があります。
歯の矯正をして一気に垢抜けた古賀紗理那さんに一目惚れした西田有志
この頃、西田さんは一目惚れをしてしまったのでしょうか。
西田さんは最初は古賀紗理那に片思いで猛アタックでしたが、いつしか、バレーに対する情熱やいろいろなことを教えてくれて、一緒に話をするのが楽しくなって、気づいたら結婚していたようです。
インタビュー受けるときも、古賀さんを大好きで仕方ない西田さんの様子にほっこりします。
オリンピックまで二人は同じ目標の下支え合い、家族らしい時間を犠牲にしてきたからこそ、このオリンピックで、普通の家族になりたいという気持ちは、二人を見ていたら伝わってきました。
まだまだこれからと惜しまれる時期の古賀さんの引退ですが、この先には、また違う幸せが待っているに違いありません。
結婚してよかったことはという質問に、西田さんは
「帰る場所ができた」と答えています。
付き合ってるときは、「家に会いに行くという」スタンスだったのが、「帰る」というふうに変わったことが結婚の良さだと言っていました。
五輪の終わりは、二人の新しい人生のスタートとなるでしょう。
古賀紗理那選手引退会見
こちらは引退会見のときの写真。
これからは夫を支えることになるそうです。
「いつまでやるかわからない状況でプレーするよりも、ここまで走り切ると決めてプレーしたいという思いがあった。東京大会のあと、メンタル的にもう代表でプレーできないという気持ちもあったが、キャプテンを任されてからはパリ大会までは先頭に立って全力で走り抜けると決めていた」と話しました。
そのうえで、小学2年生から始めたバレーボールの競技人生を振り返り、「1つ課題を克服しても次から次に課題をくれる。成長のために必要なものだった。大変なこともすごくあったし、惨めな思いもたくさんしたが本当に人として成長できたと思う」
西田選手はしばらく休養を取ってまた復帰する予定。
走りっぱなしが効率よく強くなるための方法ではきっとない。
しばらく休んだだあと、もっと強くなって帰ってくるという西田選手。
これからの活躍が楽しみですね!